チケットは当日に引き換え。
どの席が当たるか分からない。
目指すはSS!こういう時しかチャンスは無い!うりゃあ!!
んで結果は1階S席。SSでは無かったものの、アタリ。
久々のS席。うん、見やすかった。
しかしここ最近はネガティ部隊員。
ネガティブな時に毒々しいまでに濃いベルばらって、
嫌がらせに近いほど身体に毒。
・・・と思ったんだけど。
普段はツッコミ専用の作品なんだけど。
今日はつっこむ気力もなかったので、素直に見てしまった。
するとスーっと物語の世界へと入ってしまった。
いや、やっぱ話の途中で「これおかしいやろ?」とか思うのは仕方ないんだけど。
果てしなくおかしくて、やっぱり突っ込みたくなるんだけど。
これでこそベルばらなんだろうなって。
ツッコミどころが無いベルばらって、ある意味ベルばらちゃうからな。
今日は一人一人の役が、ひとつひとつ心に染みた。
湖月さんのフェルゼンに勇気を貰った。
白羽さんのアントワネットに温かさを貰った。
安蘭さんのアンドレに愛を貰った。
水さんのオスカルに元気を貰った。
もともと宝塚って、こういう世界なんじゃないだろうか。
日ごろの疲れや悩みを忘れるために、劇場へ足を運び。
夢を見て嫌なこと忘れて。
その夢に癒され励まされ、また次の一歩踏み出す。
なんか、そんな大事なことも忘れていた。
宝塚って娯楽であり、ネタであり、そして夢見る場であるってことを。
そりゃ、な。色々あるけどさ。
楽しもうじゃないか。
よし。
また一歩、笑顔で踏み出そうじゃないか。
そしてまた凹んだときは、夢を見に行ってもいいかな。
・・・ま、やっぱり私にとってベルばらはコメディなんですけどね。
喜劇も喜劇なりに楽しみ方があるってもんです。