光の君さまが出てる以外の所、意識がぶっとんで。
その…つまり…眠りについてたらしい…。
なので、話しの流れが全く分からん。(いや既に話は知ってるからええんですけど)
さすがぶつ切り脚本。
主役をずっと見てても分からんなんて。どんだけ〜。
でもね。
やっぱ、すごかった。
すごい。
すごいよ。
寿美礼さん。
光の君さま。
1幕終盤、藤壺さまが亡くなる場面からラスト。
2幕終盤、柏木への嫉妬に燃える場面からラスト。
歌っていらっしゃる時、光の君さまの目から涙が。
亡き藤壺を想う歌も。
嫉妬の歌でも。
亡き紫の上を想う歌も。
涙がぽろぽろこぼれてて。
ああ。
やっぱり、だめだ。
春野源氏さま。
この世のものとは思えない美しさ。
雅。麗。美。
美という言葉は、この人のためにあるんじゃないかって。
そんな気さえする。
ほんとうに美しすぎる。
…おかしいなぁ。
どっちかというと作品重視な私なのに。
あなたがそこにいて、歌い、笑ってるだけで。
作品がどんだけアレでも、フィナーレのカツラが涙出そうなぐらい微妙でも、見に行きたいって思ってしまう。
この目で、この肌で、舞台を感じたいって思ってしまう。
どんだけ甘党なの自分。
…いや、前からそうだったけど。
私がべたべたの甘々になるのは、いつもあなただけだった。
今までもこれからも、あなただけだろう。
だからこそ。
1公演1公演見終わるたびに、とてつもなく寂しくなって。憂鬱になって。
何でか分からんけど、泣きたくなる。
余韻にひたろうと思って、携帯プレイヤーに入れてる「終わりない旅」を聴いてたら、涙溢れてきて。
わからん。ほんまにわからん。
こんな気持ち、初めてかもしれない。
余韻に浸ろうと思って、帰って高橋先生の作品集CDを引っ張り出して春野さんの「あさき夢」を聴いたら。
涙溢れ出て、とまらんくて。
うーん…前からだけど、最近特に涙もろい。病んでるんかな。
あと何回観れるか分かんないけど。
ちょっとは、前向きになれたらいいな。